DENXブログ

同志社大学 電気情報研究会(DENX)の活動や日常風景などを紹介します。

制作を通して発見する魅力

5月もそろそろ終りを迎え、すっかり暑くなってきましたね…
最近出かけるときに半袖か長袖かで迷い始めた、今出川3回生のたろまんと申します。活動としては当初はunityでのゲーム制作をやっていましたが、最近はphppythonなどのプログラミングだったり映像制作にも興味を持ち始めたりと、器用貧乏待った無しのふわふわした日々を過ごしてます…笑

さて、今回は技術的なことはおいといて(そういうことを語るのが個人的に苦手ってこともありますが)、実際にモノを制作するということを体験して改めて感じたことについて綴っていけたらな、と思います。

2つの側面から見た「面白さ」

突然ですが、皆さんは子供のころよくゲームしたりアニメを見たりしていましたか?
僕は結構してました。なんなら今もゲームするの好きですし、アニメもそこそこ見ています。
なんなら僕の実家には、僕が2,3才のころにニンテンドー64で遊んでいる記録が残ったビデオテープがあったりします笑
(隙あらば自分語り)

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↑嘘みたいだろ・・・ これ20年前のゲームなんだぜ・・・?

ただ、昔も今もそのコンテンツを楽しんでいることに変わりはないのですが、その「楽しみ方」には変化があったなと個人的に思っています。

ここでまず僕が言っておきたい事として、「面白さ」には、

・感覚的な面白さ
・理論的な面白さ

の2つがあるという事です。

僕が今でもゲームやアニメを楽しめている一因として、幼少期から受け取っていた「感覚的な面白さ」に加え、今は「理論的な面白さ」も体感することが出来るということが挙げられるなと思っています。

「感覚的な面白さ」とは

ここでいう感覚的な面白さ、という言葉に対しては、「なんかよくわからんけど好き」という解釈をしてもらえるとありがたいです。 つまり、そのコンテンツに触れたときに頭より先に心でその魅力を感じ取るものだということです。

ときに僕たちは「魂を揺さぶられた」という表現をすることがありますが、これはこの「感覚的な面白さ」を感じたときに使う言葉なのではないでしょうか…?

「理論的な面白さ」とは

こちらは前者とは異なり、コンテンツに組み込まれている工夫を理解することで魅力を体感することのできる、どちらかというと「頭」で感じ取る面白さといえます。

論理的思考を通して事件を解決する、推理モノなどの人気はこの「理論的な面白さ」からくるものではないでしょうか…?

制作を通して感じる「理論的な面白さ」

この理論的な面白さは実のところ、受動的な態度ではなかなか感じ取ることが難しく、能動的になってこそ体感出来るものなのです。

先程の推理モノを例に考えてみてください。あれは世界観に入りきって謎を自分ごとのように考え、悩んだ末に解明されることで面白さを感じられる、というものではないでしょうか?

この状況をゲームなどに置き換えてみたものが今の僕の現状です。「面白いと思わせられるゲームを制作する」という問題を能動的に考えてみるときに、今までに感覚的な面白さを感じてきた作品に触れてみると、

「こういう演出があるからこういう効果が生まれるんだ」
「この描写が丁寧だから僕たちはこう感じるんだ」

といった、創意工夫を読み解くことで見つけられる、また新しい理論的な面白さに気づくことが出来るのです。

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↑ペルソナ5の戦闘画面。UIの色調やデザインからスタイリッシュさを個人的に感じます。

要するに、僕らが今まで面白いと感じてきたモノを制作してきた人たちと同じ立場になって考えてみることで新たな魅力に出会い、よりそのコンテンツを好きになれるのです。

だから僕は今でもゲームやアニメが好きですし、僕以外のDENXの人たちもコンテンツの制作を通じてより自分の趣味に没頭することが出来ているのだと個人的に思ってます。

まとめ

ここまでつらつらと偉そうに書いてきましたが、多分皆さんもコンテンツが異なるだけであって、それぞれ好きなことに対して2つの面白さを感じていると思います。

スポーツだってこれに当てはめられます。上手な人のプレーを見て感覚的な面白さを感じ、「どうやったら自分も上手くなれるだろう?」という問題を考え、改めて上手な人のプレーを研究することで謎が解けていき、理論的な面白さを感じられると思うのです。

どのジャンルで面白さを追求するのかは皆さん次第ですが、もしも僕たちのようにゲームなどで感じ取りたいという方がいらっしゃるのなら、是非僕たちとともにDENXでその面白さを追求してみませんか?